前回の記事では、会社で仕事をすることも自分にとって投資になるということをお伝えしました。
しかし、毎日ただ漫然と仕事をしているだけでは、自分の仕事の経験を積み上げることは出来ないな、というのが僕の正直な感想です。
あなたは今の仕事を何年続けていますか?
その中で日々、仕事の経験を積み上げることが出来ているでしょうか?
正直、僕自身は、最初は全く仕事の積み上げが出来ていない状態でした。
しかし、今では確実に仕事での経験を積み上げ、それを応用できている自信があります。
まずは、とにかく言葉にしてみた
それでは、どのようなことをして仕事で自信をつけたのかというと、最初のきっかけは自分の仕事を言葉にしてみることでした。
手書きでノートに書き始めたのか、キーボードで打ち始めたのかは覚えていませんが、とにかく自分の仕事を言葉にしてみること、書いてみることで仕事の積み上げが出来るようになりました。
僕は営業の仕事をしているのですがアドリブが苦手です。
全く予想していなかった事態が起きると頭が真っ白になってしまいます。(笑)
正直、それは今でも同じです。
自分でこの状態に気付いて最初は絶望しましたが、そのうちにどうやったら上手くいくのかを考えてみました。
そこで思いついたのは、「予想していなかった事態が起きるとパニックになるなら、最初から全て予想してしまえばパニックになることは無いはず...」ということでした。
予想外の事態をメモにまとめる
もちろん現実的には全てのことを予想するなんて絶対に無理です。
それでも少なくとも自分が事前に予想できることだけでも考えておこうと決めました。
そこで始めたのが、お客さんに電話する前に、どんな主張をお客さんにするのか、その上でお客さんからどのような質問や反論が出てきそうなのかを徹底して準備するようになりました。
当然、予想できなかったこともありますので、予想できなかったことは、電話が終わった後にノートに書き留めて、そのお客さんの主張や質問にどのように答えたら良いのかを考えてまとめてみました。
そうしているうちに、段々、準備をしなくてもお客さんとスムーズに話せるようになりました。
ここで気付いたのは、「自分は準備さえしていれば問題なくお客さんと会話して、ちゃんと受注まで辿り着くことが出来る」ということです。
まず、このことに気付けたことが自分が仕事に自信を持てるようになった最初の出来事です。
どうやって効率よく準備するか?
電話の前に準備することが僕にとって大事であることはご理解いただけたかと思いますが、もう1つ大事なことはスピード感でした。
最初の頃は「徹底的に予想しよう」と考えると、あっという間に時間が過ぎていきました(笑)。
そこで、予想するのは最大でも5分と決めることで、徐々にスピードが上がっていきました。
営業としては、もちろん確実に受注を取ることが最優先ですが、より多くの利益を上げるために効率化をしていくことが必要ですので、このようにスピードを意識することは大切な習慣になりました。
今でも電話の前に準備をしますが、ほとんどの場合で1分以内で準備が出来ているはずです。
そのおかげで大事なことを質問し忘れたりすることも無く、1回の電話で情報収集が出来ることも営業の効率化に役立っていますし、お客さんの時間も無駄にすることなくやり取りが出来ています。

打合せの準備も言葉にしてみる!
もちろん電話だけでなく、打合せをするときにも準備をしておくことは重要です。
電話の場合には、「具体的な案件」という枠組みの中での会話になることが多いと思いますので、質問の幅も比較的狭く予想もしやすいはずです。
しかし、お客さんに初めて訪問するときや、今、取引をしているお客さんの事業部とは別の事業部にアプローチを考えているときなどは、より幅広い質問を考えていく必要がありました。
例えば初めて客先に訪問するときには、
・今回お会いする担当者の方の部署は、具体的には何をしている部署なのか?
・その中で担当者の方は、どんな仕事をしているのか?
・その部署には何人の方が仕事をされているのか?
・それぞれの方が担当されている分野が異なるのか?
などの質問から始めるようにしています。
それ以降はお客さんの規模や事業内容によっても質問内容が変わりますので、一概には言えません。
ただ少なくとも、このように準備するようになって、1回の打ち合わせが非常に有効なものになり、様々な情報収集をすることでお客さんごとの営業戦略を立てることが出来るようになりました。
また、僕は1回転職をしてますが、転職をして別の業界で営業をしていても同じことを意識しているので、そもそも仕事で人と会話をするときに上記の話をすることは必須なのだと思います。
営業以外の仕事でも活用してみた
また自分の仕事を言葉にしてみるのは、必ずしも営業をするときだけではありません。
・自分はいつメールチェックをしているのか?
・どのように案件管理をしているのか?
・見積りをするときの流れは?
などのことを考えて言葉にまとめてみると、自分の仕事がより明確になります。
明確になれば、その行動は本当に効率的なのか、ちゃんと目的に合わせて行動できているのか、そもそもこの仕事の目的は何だろうか、などと本質的に考えることが出来るようになります。
今週の金融資産
■銀行預金:約202万円
■ideco:「時価評価額:203,042円」、「評価損益:38,594円」
■つみたてNISA:「時価評価額:183,046円」、「評価損益:16,381円」
■ETF:「時価評価額:3,465,000円」、「評価損益:430,281円」
■個別株投資:「時価評価額:917,000円」、「評価損益:-161,976円」
■金融資産の合計額:約678万円 ※過去最高
次回予告
このように今回は自分の仕事を言葉にしてみるメリットをまとめてみました。
次回は、言葉にまとめるのに使えるツールをご紹介します!
お楽しみに!!