皆さん、新年あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願い申し上げます!
さて2023年、一発目の記事は「IOWN」という日本発の新技術です!
2023年も引き続き勉強していきましょう!
NTTの新技術
今回ご紹介する記事は『NTT、「光」で狙う逆襲』です!
(写真①)
(写真②)
①:スマホなどのデバイス内から長距離通信網まで信号処理を光で実現する通信基盤「IOWN(アイオン)」構想を表明。
②:国内の通信料は06年から約20年間で190倍になり、世界のデータセンターの消費電力は30年時点で足元の約15倍に拡大するとの推計がある。
③:消費電力が100分の1に減り、伝送容量は125倍という。
④:(2022年)9月、光ファイバーの伝送性能を世界最高の毎秒2テラ(テラは兆)ビットと現在の10倍に高めることに成功。
ということでNTTの新技術「IOWN」について考えてみます!
IOWNの概要をまとめると、上の4か所の抜粋なのですが、2枚目の写真の左上の図が分かりやすいです。
現在、パソコンやスマホをつなぐ通信の部分で光ファイバーを使っています。
そして、スマホやパソコンの中の情報処理は電気信号でやりとりをしています。
このスマホやパソコンの中の情報処理も光信号でやりとりをすることで、
■データの伝送容量125倍
■電力効率100倍
■遅延が200分の1に縮小
というメリットがあるということですね!
もちろん便利になりますが、便利になるだけでなく使用電力が100分の1になるということは、環境問題やエネルギー問題の解決にもつながる大切な技術です!
IOWNの事業化
⑤:「日本独自」にこだわらず、米国を本拠地に当初から海外企業の意見を取り入れていく。
⑥:グーグルは分散処理や知識工学などウェブサービスに関連した研究を軸に、画像処理や人工知能(AI)など時代の変化に機敏に対応している。NTTは光や半導体など通信関連が中心で、研究テーマの変化が乏しい。
さて、ここまで見てきたように、とても便利な技術ですが、まだ事業化ができているわけではありません。
あえて抜粋はしませんでしたが、この記事の中には、以前NTTがiモードを国内だけで成功させたが、世界に広めることができなかったということも記載されています。
今回のIOWNの事業化については、過去の失敗を教訓にして⑤のように最初から世界を見据えて事業化を目指しているようです。
ただ、気になるのは抜粋⑥です。
もちろん写真①のグラフにあるように、論文の数も大事だと思いますが、抜粋⑥のように研究テーマが狭いことは問題だと考えています。
なぜかというと、万が一IOWNが失敗した場合に、次の事業の種が無さそうな気がしているからです。
あえて公表していないだけで、IOWN以外にも事業の種がたくさんあるなら、それに越したことはないですが、そもそも研究テーマが狭いということが心配です。
GoogleでもAmazonでもそうですが、様々な分野の事業を幅広く展開しています。
しかも失敗しても良いように、最初はスモールスタートから始めて、最終的には中止してしまう事業もとても多いです。
もちろん事業として成功させるためには、その事業にある程度、人材やお金などの資本を集中させる必要があります。
しかし、もしその事業が失敗した場合にも、他に選択肢があるような状態にNTTがなっていたら良いなと思います。
僕はできたら日本に住み続けたいと思っていますので、今回のように新しい技術を開発して世界をリードしていく企業が増えたら最高です!
今週の金融資産
■現金:約1,159万円
■ideco:「時価評価額:448,965円」、「評価損益:68,279円」
■金融資産の合計額:約1204万円
次回予告
次回はドル円相場について考えます!
どんな要素が為替に影響を与えるのか、それぞれの数字が今どのように変化しているのか、など僕自身も改めて勉強します!
お楽しみに!!