【総資産:943万円】投資初心者は「全世界株」と「米国株」どちらに投資すべきか?

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前回の記事の最後で「インデックス投資の永遠のテーマ」とお伝えしましたが、今回のタイトルのように「全世界株のインデックス」に投資すべきなのか、もしくは「米国株のインデックス」に投資すべきか論争です!

この論争に対して答えを出してくれている、とても良い動画がありますのでご紹介します!

どのインデックスに投資をしたら良いのか?

今回も両学長の動画ですが、今回ご紹介する動画はコチラです!

過去の記事でもお伝えしましたが、インデックスというのは指標なので、作ろうと思えばいくらでも指標を作ることができますし、すでにかなりの数の指標が存在しています。

その中で代表的なのが全世界株のインデックスと米国株のインデックスです。

特にこれからインデックス投資を始めようとしている人にとっては、どのインデックスに投資をすべきかを決めないと投資信託を選べないので、とても大切なテーマです。

米国株派の主張

当然、全世界株派の人もいれば、米国株派の人もいますので、それぞれの主張があります。

皆さんご存じのように僕は全世界株派です!

しかし、まずは米国株派の主張から見ていきます!

【米国株派の主張】
①全世界株には低成長の先進国も含む
②新興国の成長も、米国市場で取り込める
③世界分散はリスク低減にならない
④唯一無二の長い歴史がある
⑤全世界株に投資すると余計なリスク・コストを負う

1点目の「全世界株には低成長の先進国も含む」ですが、まずなんといってもアメリカは世界最大の経済大国です。

しかも人口も増え続けています。

先進国でこのまま人口が増え続ける見込みなのはアメリカだけだと考えられています。

また、2021年8月時点で日本の株式時価総額を超えてしまったGAFAも全てアメリカが有しています。

これだけ時価総額が多い企業があり、スタートアップも数多く排出している印象です。

2点目の「新興国の成長も、米国市場で取り込める」ですが、米国の企業はグローバル企業で、すでに新興国でもビジネスをしているため新興国の成長も米国市場に繁栄されるという主張になります。

3点目は「世界分散はリスク低減にならない」です。

全世界株のインデックスも米国株のインデックスも、理論的にはリスクはほぼ変わらず若干、全世界株のインデックスの方がリスクの数値は高くなっています。

また全世界株のインデックスと言っても米国株の割合が6割前後ですので、このことからもリスクの低減にならないという主張につながっています。

4点目は「唯一無二の長い歴史がある」というものですが、NYダウは200年以上の歴史があり、その歴史上では常に右肩上がりで現在まで最高値を更新し続けています。

このように常に右肩上がりとなってきた市場はアメリカの金融市場以外には存在しておらず、世界大恐慌やリーマンショックなどのときに出てくる米国悲観論は、これまでのところ毎回乗り越えてきています。

5点目は「全世界株に投資すると余計なリスク・コストを負う」ということですが、当然ですがアメリカ以外の様々な国の株を買おうと思うと、それだけ手間がかかりますので、その分コストがかかってしまいます。

また先進国だけでなく、新興国にも投資をしますので、新興国の通貨リスクも負うことになります。

全世界株派の主張

続いて僕も所属している全世界株派の主張を見ていきます!

【全世界株派の主張】
①米国の暗黒の時代をお忘れですか?
②米国一強は永続するとは限らない
③インデックス投資の生みの親も「全世界株派」

1点目の「米国の暗黒の時代をお忘れですか?」ですが、1966年2月~1982年8月の16年間は完全にボックス相場となっており、右肩上がりとはなっていませんでした。

また2000年代には、BRICSなどの新興国株に米国株が負けることが多かったですし、リーマンショック後に新興国株が早期に回復したのも印象的でした。

2点目の「米国一強は永続するとは限らない」についてですが、こちらに関しては歴史も踏まえて述べられています。

長い期間続いたローマ帝国や江戸時代も終わりがありました。

そもそも1900年時点では、アメリカよりもイギリスの方が全世界の時価総額での割合が高く、イギリスが25%、アメリカが15%でした。

またこの頃は、ドイツ13%、フランス12%と決してアメリカが独走していたわけではありません。

ここからアメリカの時価総額の割合がドンドン増えていきますが、それでも1980年代は日本の時価総額が急増し、日本とアメリカの時価総額が同程度になったこともあります。

このように今後も常に状況は変化していく中で、勝つ国を予想しなくても時価総額加重型の全世界株ファンドにさえ投資していれば、自動的に強い国には多く投資して、弱い国には少なく投資をするということが実現できます。

3点目の「インデックス投資の生みの親も『全世界株派』」ですが、インデックス投資を研究してきている有名な学者の方たちも全世界株派で、「米国株だけでOK」とは言っていません。

このブログでも以前記事にしました現代ポートフォリオ理論でやるべきことは2つなのですが、そのうちの1つが「市場全体に投資せよ」ということですので、要するに全世界株に投資しなさいということを言っている理論です。

結論は全世界株!

動画の中では、「悩むのであれば全世界株がオススメ」と紹介をされています。

冒頭でも書きましたが、全世界株なのか米国株なのかというのは永遠のテーマですし、事実として直近の10年間は確かに米国株が絶好調でしたので、様々なスタンスの人がいて良いと思います。

なので、米国株を信じてずっと米国株に投資していく、という方であれば他人にとやかく言われる筋合いもないですし、そのままのスタンスでいるのも良いです。

ただ、米国株だけをそこまで信じることが出来ない人、迷ってる人に関しては全世界株を選んでおくことで、少なくとも学者の方が研究をしてきた成果を教授することが出来ます。

より大切な論点は、「株主かどうか」

この学長の動画では、「全世界株派か米国株派か」という論点よりも「株主かどうか」という点が最も大切な論点だということが協調されています。

株式であれば平均で年率5%以上のリターンを得られる可能性は高いですし、ピケティが証明をしたように資本家はよりお金持ちに、資本家でない人はより貧乏になっていきます。

なので、全世界株でも米国株でもいいですし、とにかく多くの人にインデックス投資を始めて続けてもらいたい、それが強く強く主張されていました。

高配当投資について

最後に少しだけ高配当投資についてですが、前回ご紹介したような高配当が期待できるETFですが、基本的には「どこかの国のETF」になります。

前回ご紹介したのはアメリカのETFでした。

要するに全世界の中で高配当の株式のみを集めたETFというのは今のところなく、高配当投資をしようと思うと自然とどこかの国に限定してしまうことになります。

このような点を考えても、高配当投資よりも全世界株のインデックスのみに投資をする方が優先順位が高いと、個人的には考えています!

今週の金融資産

■銀行預金:約364万円

■ideco:「時価評価額:297,212円」、「評価損益:63,961円」

■つみたてNISA:「時価評価額:442,370円」、「評価損益:42,374円」

■ETF:「時価評価額:5,054,400円」、「評価損益:796,255円」

■オリジナル投資:確定利益:0円

■金融資産の合計額:約943万円

次回予告

次回は日経新聞の記事から金融関係の記事と、それに対する僕の意見をお伝えします!

お楽しみに!!

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