前回の記事では、過去の傾向について考えてみましたが、今回は将来的にこれまで通り株式市場は成長していくのかどうかという、これから投資をしていく僕にとってかなり重要な点を2回に分けて考えてみます。
もちろん将来の株式市場のことは誰にも分かりませんが、様々な方が様々な視点で解説をされている情報がWEB上にありますので、そのような記事も参考にしながら考えます。
投資の神様の予測
早速ですが、とても興味深い記事がありますのでご覧いただきたいです!
投資の神様といえば、投資に興味が無い方でも知っているであろうウォーレン・バフェットです!
そのバフェットが語った内容を検証する内容になっています。
■投資の神様が言う「100年後はダウ100万ドル」に驚いてはいけない理由
バフェットのようにすごい人たちは、僕のような凡人が全く想像のつかない話を簡単に言ってしまうのだなと思いながら読んでいました。
正直、100年後の相場なんて想像しようとすらしていなかったです(笑)
しかもこの記事が興味深いのは「100年後はダウ100万ドル」はどうなれば達成するのか、について言及している点です。
過去を考えると、
・単純に100年前と比較すると、200倍になっている→100年後には400万ドルを超えている可能性がある
・過去100年間の平均年間リターンは5%→100年後の300万ドルを超えている可能性がある
と説明されています。
ここで注目をしていただきたいのは、このページでもやはり複利の力の大きさが語られている点です。
『複利運用とは、生み出した利益を当初の元本に乗せて運用していくことである。従って、運用額が大きくなればなるほど複利の効果が大きくなる。』
この文章を読んで、改めて出来る限りの金額を早い段階でインデックス投資につぎ込んでいきたいと強く思いました!
また今後100年間の運用利回りを考えるにあたり、100年後に100万ドルとなっているとすると、平均年間リターンが3.85%であれば実現すると書かれています。
過去100年と将来の100年で同様のリターンが得られるかどうかは分からないが、2017年現在でアメリカの潜在成長率が2%ということを考慮すると、潜在成長率以上のリターンが見込める可能性は高く、3.85%であれば十分に可能性があると主張しています。
ただ個人的な考え方としては、必ずしもNYダウのリターン・成長が全てではないということです。
上記の解説でも「21世紀はアジアの世紀」と書かれていましたが、アメリカ以外の国の株式市場が大きく盛り上がることも十分考えられます。
その意味では、アメリカだけでなく全世界の株式に投資する戦略が合っていると考えて、以前もお伝えしましたが『MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信』というETFを購入しています。
新興国の状況は?
アメリカだけでなく、他の国も成長していく可能性があり全世界の株式に投資をする方が良いとお伝えしましたが、では実際に新興国の状況はどうなのかということを見ていきます。
正直、直近の資料が見当たらず古い資料とはなりますが、伝えたいことは理解していただけるかと思いますので、下記のWEBサイトをご覧いただきたいです。
■変わる世界の勢力図 ~大きなカギとなる「新興国」と「向こう10年」の高成長~
https://www.smbcnikko.co.jp/products/special/china/pdf/110401.pdf
この資料の中でも特に注目をしていただきたいのは2枚目の「新興国の台頭」というページです。
ここでは2010年を基準として、2050年どれほどGDPが増えているのかの予測をグラフで表しています。
ベトナム・インド・フィリピン・ナイジェリア・バングラデシュは15倍以上伸びるという内容になっており、右側の2050年度のGDPランキングでは、現時点では新興国であっても2050年には日本よりも遥かにGDP規模が大きい国が存在している可能性が分かるかと思います。
このように特に人口が増えている新興国においては、これから先にも急激な経済成長・GDP規模の増加が考えられます。
またここで前回も確認していただいた資料を改めてご覧いただきます。
■世界の株価は長期では経済成長に連動
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/17.pdf
前回は2枚目のスライドを主に見ていきましたが、今回は1枚目のスライドです。
緑で塗りつぶされている範囲で世界のGDPが増えている点、黒の実線で世界の株価を表しています。
こちらから分かるのはGDPの増加に合わせて株価も上昇しているという事実です。
ですので、上記の「新興国の台頭」というページで確認したように、将来的にGDPが増加していくと考えられる国の方が株式投資をする上で利益を得られる可能性が高いと考えられます。
次回予告
今回の記事で考えてきたように、アメリカであっても新興国であっても今後の株価の成長性は十分に見込めるという根拠になると考えています。
そのため冒頭でも述べたように、僕は全世界株式のETFを購入しましたし、これからも買い続ける予定です!
次回はこれからも株価が上がり続ける理由を理論や、最近の流行から考えていきます!
お楽しみに!!