日本でコロナ感染が広まり始めて1年以上。
「経済は落ち込んでいるにもかかわらず、なぜ世界中で株価が上がっているのか?」と疑問に思われている方も多いと思います。
そこで、この前僕がとても納得した記事があったので、なぜ株価が上がっているのかに対する1つの回答を、その記事を元に考えていきます。
一体、誰が株を買っているのか?
まずは僕がとても納得した記事をご紹介します!
こちらの記事を書いている唐鎌大輔さんですが、NewsPicksでもよくコメントをされている有名なエコノミストです。
この記事を読み進めていくと2ページ目に
『わが国の公的年金(厚生年金・国民年金)を運用・管理する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオ(資産構成割合の方針)の50%は国内外の株式である(それぞれ25%ずつ)』
とあります!!!
正直、この事実は知りませんでした!
GPIFの基本ポートフォリオの50%が世界中の株式ということは、僕たちが毎月納めている保険料や消費税などの税金で、年金の運用にまわる分のうち半分が世界中の株式に投資されているということになります。
自分の給料の中から毎月せっせと世界株式に投資をしていますが、まさか税金や保険料からも世界中の株式に投資をしているとは・・・!
なんかとても嬉しい気分になりました(笑)
しかも比率は±11%が許容されていて、60%超が株式という比率もありえるそうです!
なぜ株式比率が高いのか
上記のような比率は昔からそうだったのかというと、そんなことはないようです。
『リーマンショック前の5年間(2006~09年度)に関して言えば、国内外株式への配分比率は20%だった』とありますので、約10年で50%の比率に2.5倍も上昇しています。
正直、かなり急激な変化と言えそうです。
なぜ、このように急激に運用比率が変わったのか?
その理由は上記の記事の2ページの一番上のグラフにあるように、金利の低下です。
こちらのグラフを見ると、2020年の年末には全ての国の金利が1%を切るという低水準です。
この1%を切ってしまう水準だと、いくら安全で長期間の投資でも1%の利益というのは少なすぎます。
リスクはありますが、全世界株式のインデックスに投資していると平均7%ほどと言われているので、利益に7倍もの差があります!
それを考えると、国債などの債券よりも株式インデックスに投資する方が合理的ですよね。
このような理由でGPIFは株式の比率を高めています。
同じように長期運用をする保険なども株式の比率を高めている可能性があると思います。
池上さんの見解は??
なぜ株価が上がっているのか、について調べてみたところ、よくテレビでも出ている池上彰さんの記事を見つけました。
こちらの記事で池上さんの見解として2つの理由が解説されていますが、1つ目は上記の内容の通り金利が低く、株式以外の投資先に魅力が無いということでした。
そして2つ目の理由は、「景気対策によって株価が上がる」というものでした。
日銀が景気対策として、日経平均連動型のETFを購入していることから、日銀の買いが入れば日経平均が上がる。
また、そのことを投資家も理解しているため、買いが集まるだろうということだそうです。
確かに、日銀の資産としてETFの割合が高くなっているという記事もありました。
インデックス投資家としてすべきこと
このように株価が上がる環境にはあるかと思いますが、当然上がることもあれば、暴落になることもあります。
正直、自分でも毎日の株価に一喜一憂してしまいます。
ちなみに一喜一憂して良いと思ってます(笑)
一喜一憂しても、正しいトレードが出来ていれば全く問題ありません!
改めてですが、インデックス投資家としての正しいトレードというのは「全力で投資信託を購入すること」です!!!
インデックス投資の基本的な考え方は、将来的に株価は常に高値を更新し続ける、ということです。
なので、「過去最高の株価を更新したとき」でも「大暴落をしたとき」でも、全力で投資信託を購入することが正しいトレードです。
今後も、色々な理由があって過去最高の株価を更新したり、大暴落をしたりを繰り返していくはずです。
日々、株価をチェックすることは大切ですが、株価に関係なく「いかに全力で投資信託を購入できるか」を考え続けていきます!
持っている株数が多くなればなるほど、配当金も増えますし、株価が上がった時の利益の増え方も大きくなります。
一緒に全力で全世界株式のインデックス投資信託を買っていきましょう!!!
今週の金融資産
■銀行預金:約201万円
■ideco:「時価評価額:186,584円」、「評価損益:31,965円」
■つみたてNISA:「時価評価額:177,453円」、「評価損益:10,788円」
■ETF:「時価評価額:3,256,790円」、「評価損益:443,232円」
■個別株投資:「時価評価額:945,600円」、「評価損益:-133,376円」
■金融資産の合計額:約657万円 ※過去最高
次回予告
以前、個別株投資でキヤノンの株を持っているという話をしましたが、あれからだいぶ状況が変わりましたので、改めてキヤノンの株に関して考えたことをまとめます!
お楽しみに!!