前回の記事では円安・ドル高になっている背景と、「インフレ対策にも全世界株式のインデックス投資!」ということを書きました!
そこで今回は、なぜ全世界株式のインデックス投資がインフレ対策になるのか、をYouTube動画や僕の経験からまとめていきます!
インフレ対策
今回ご紹介する動画はコチラです!
こちらの動画は2020年7月11日(約2年前)に公開された動画で、当時ベネズエラでハイパーインフレが起きていたことから、ハイパーインフレへの対策がまとまっている動画です。
インフレの基本なども含めて分かりやすい動画なので、ぜひ一度見ていただきたいのですが、今回はインフレ対策に絞ってまとめていきます。
【主な対策3つ】
①インフレに強い資産を持つ:不動産、金・プラチナ、外貨建ての資産
②人的資本を維持し続ける
③自給自足する:農業・畜産
まず②・③ですが、こちらはハイパーインフレになった場合の対策です。
ハイパーインフレになってしまうと、お金の価値が1年間でかなり下がってしまいます。
例えば、今年の100万円が来年に100円になってしまう、というようなことが起こる可能性があります。
※実際のベネズエラはもっと酷いハイパーインフレでした
ハイパーインフレになると、お金の価値がなくなってしまうので、②では物々交換できる知識や体力の維持、③では自給自足することでお金の価値が下がっても食べていける、という対策です。
そのため、通常のインフレへの対策としては「①インフレに強い資産を持つ」ということが大切です!
このインフレに強い資産として、不動産、金・プラチナ、外貨建ての資産の3つが挙がっていますが、外貨建ての資産がオススメです。
そもそも不動産は、これまでのブログでも取り上げてきたように、僕は不動産を資産として保有しない方がいいと思っています。
下に、これまでの不動産関連の記事のリンクも貼りますが、よほど不動産に知識があって、どの場所で・どのような物件を・いくらで買ったら・どんなターゲットが契約してくれて・いつから利益が出るのか・いつローンが返済できるのか・トラブルが起こったらどのように対処するか、などをきちんと理解していないと利益が出るかどうかすら分かりません。
また金・プラチナは、もちろん上がる可能性もありますが下がる可能性も十分にあります。
それに保管・保有をするのに維持費がかかることも多いので、そのような維持費を含めて利益を出すのも難しいと思っています。
そのためインフレ対策には外貨建ての資産がオススメですが、動画で説明もありますが、「楽天VTI」や「S&P500連動のインデックスファンド」・「全世界株式のインデックスファンド」なども十分にインフレ対策として機能します!
VTIやS&P500はアメリカのインデックスなので、日本円で買ったとしてもアメリカの株を持っていることと同じです!
また全世界株式のインデックスファンドは、アメリカも含む全世界の多くの国の株を持っていることになります!
そのため、このようなインデックスファンドに投資をするということは、インフレ対策にもなる外貨建ての資産を持つことになるのです。
円安での資産変化
株式市場は急落していますが、円安になっている恩恵を受けているので、僕の資産はほぼ過去最高の水準を維持しています。
単純に僕の資産の変化だけを考えてしまうと、投資での値上がり・値下がりよりも、毎月いくら貯金できたかの方がインパクトが大きいので、ここでは僕が主に投資をしている「MAXIS全世界株式」などのチャートを見ながら確認をしていきます!
まず、こちらがMAXIS全世界株式ETFの過去1年間のチャートです。

紺色の太い線が基準価額(株式で言う株価)を表して、左側の目盛りで読みます。
このチャートの値動きが、僕の資産の上下に大きく影響をします(笑)
※サイトはこちらから
MAXIS全世界株式ETFの過去最高の基準価額は2022年4月20日の14,789円です!
そして2022年5月6日現在でも14,000円前後で推移しているので、僕の資産はほぼ過去最高の水準を保っています。
では、アメリカの株式市場がどのようになっているのかを、S&P500のチャートで確認していきます。
なぜアメリカ市場の情報を確認する必要があるかと言うと、下のキャプチャのようにMAXIS全世界株式ETFの「組入上位10ヶ国・地域」を見ると、全世界株式に投資しているにも関わらず約6割はアメリカ株式です。

なので、アメリカ株式の状況を確認することで、MAXIS全世界株式ETFがどのように影響を受けているのかを確認しやすいです。
そこで、こちらのチャートは単純にGoogleで「S&P500」と検索すると出てくるものです。

すると2022年4月20日の地点は4459ポイントと、もちろん高い水準ではありますが全く過去最高ではないことが分かります。
約6割を占めているアメリカ株式が過去最高ではないにも関わらず、MAXIS全世界株式が過去最高になったのは、実は円安の影響なのです。
次のチャートもGoogleで「ドル・円」と検索して出てくるチャートです。

これを見ると、2022年3月ごろから急激に円安方向に動いて、4月20日時点で128円と、現状の130円に近い状態まで円安が進んでいることが分かります。
つまり、全世界株式のインデックスファンドに投資することでも、ちゃんとインフレや円安の対策として機能しているということです!
普段、ちゃんと投資について考える時間がないという場合、全世界株式のインデックスファンドに投資しているだけで多くのリスクに対処しながら、着実に資産形成ができています!
もちろん、もし円高方向に動いた場合には、逆に資産が目減りします。
その場合は安い値段で株を変えるということですので、買い増しをしていけば大丈夫です!
いつもの「安くなったら買い増す」という理論ですね(笑)
ということで僕たちはちゃんとインフレ対策もできていると自信を持って、全世界株式のインデックス投資をコツコツ続けていきましょう!
今週の金融資産
■銀行預金:約376万円
■ideco:「時価評価額:363,116円」、「評価損益:61,062円」
■つみたてNISA:「時価評価額:713,193円」、「評価損益:46,533円」
■ETF(460(10)株):「時価評価額:6,166,300円」、「評価損益:949,283円」
■オリジナル投資:確定利益:0円
■金融資産の合計額:約1100万円
次回予告
次回は、日本人の投資の傾向についてお伝えします!
セミリタログでも紹介していますように、様々な記事や動画でFIREが取り上げられる中、実際に投資をする人が拡大しているのかどうかを様々な視点から確かめてみます!
お楽しみに!!