これまでの記事の中で、「日本はインフレを続けられれば経済が上向く」という話がありました。
僕自身は、これからもインフレが続くと考えているのですが、これまでの内容も振り返りながら、その理由をまとめていきます!
インフレが良い影響になる可能性
最近の記事の中で、色々な記事でインフレの良い影響を書いてきましたが、例えば、下の記事の『今後の日本株の行方』の項目でも書いています。
上の『日本株の1株利益が増えているという事実』という記事もそうなのですが、これまでは企業の視点で記事を書いていました。
企業としてはインフレの影響で値上げをして、利益が多くなるという循環をしていくことで、企業の利益が増えていくことが想定されるので、そうなっていけば企業にとって良い影響ということになります。
ただ、本当に「値上げをして利益が多くなる」かどうかは不透明です。
もちろんビジネスモデルにもよりますが、BtoCのビジネスモデルの場合、お客さんの賃金が上がっていなければ、自社の商品やサービスを値上げしたとしても買ってくれないことも十分にありえます。
そうなると当然ですが利益にはつながりません。
その意味でも、家計や消費者側の視点でもインフレを考えてみる必要があります。
消費者物価指数の増加幅
それでは、どれくらい物価が上がっているのかを確認します!
久しぶりですが、やはり両学長の動画が分かりやすいので、2023年6月の投資トピック総まとめの動画をご紹介します!
こちらの動画の5:40から消費者物価指数についての解説が始まります。
前年同月比+3.2%のようですが、生鮮品を除く食料が9.2%のプラスというのは上がりすぎですね(苦笑)
また、+3.2%に落ち着いているのですが、そうやって落ち着いている要因の1つが政府のエネルギー政策で-8.2%と、物価の上昇を抑える役割をしています。
しかし、最近ニュースにもなってますが、徐々にガソリン元請けへの補助が減っていることから、ガソリンの価格が上昇しています。
そのことからも、これから、より物価が上昇していく可能性もあります。
もちろん為替も影響します。
今週は急激に円高になりましたので、これまでよりも多少は、輸入品を安く買えるようになります。
ただ、個人的には今後も長期的には円安方向に動き続けると思っていますので、長期的にインフレも続いていくと想定しています。
なぜ日本は、これまでデフレが続いたのか?
僕はこれからもインフレが続くと思っているのですが、そもそも、これまでなぜ日本でデフレが続いていたのかを考えてみます。
検索をしてみたら、下の内閣府のページが出てきました!
この記事の冒頭で、デフレの原因が3つまとまっていますが、個人的には『(1)安い輸入品の増大などの供給面の構造要因』が一番の原因だと考えています。
他にも原因はあるでしょうが、これまでは海外での製造コストが低かったことから、安い輸入品を仕入れることができたからこそデフレの状況になったはずです。
しかし、最近では海外の製造コストが上昇しています。
やはり『安いニッポン』の本が有名ですが、中田敦彦のYouTube大学でもまとめてくれています!
色々と衝撃的な内容が出てきますが、僕はダイソーの内容が一番の衝撃でした。
ダイソーはすべての製品を中国の工場で製造して世界中に輸出しているのですが、日本が一番安い値段で売られているようです(苦笑)
タイなどの東南アジアでも200円弱の値段で売られているようなので、日本の倍くらいの値段です!
日本でも、ようやくインフレが始まりましたが、世界的には日本よりも更にインフレが進んでいます。
それを考えると、もう「安い輸入品」を仕入れることは難しくなり、「高い輸入品」しかなくなってしまいそうです。
このようなことからも、これからは日本でもインフレになっていくしかない、という状況になっていくのだと考えています。
今週の金融資産
■現金:約100万円
■ideco:「時価評価額:608,052円」、「評価損益:158,563円」
■ETF(2,088(34)):「評価額:11,021,626円」、「評価損益:-404,388円」
■金融資産の合計額:約1262万円
次回予告
このようにインフレが続きそうなのですが、やはり実質賃金も上がることが重要です!
なので、次回は実質賃金についても状況を確認します!
お楽しみに!!