前回はインデックス投資がどのようなものなのかについて、1つ1つの用語の意味を詳しく確認しながら考えてみました。
これまでは株式市場のインデックスに投資をすることで、平均で年率7%の利益が得られることを前提として記事を書いてきましたが、本当にこれまで株式市場は上昇を続けているのか、実際に投資をしていたらどうなったのかなど、について考えていきます。
株式市場は成長を続けているのか?
ここでは本当に株式市場は成長を続けているのかを、WEB上にアップされているデータを基に確認をしていきます。
※『最速で経済的自立を実現する方法 FIRE』を買った方は、378ページにアメリカ株式市場の1902年から2017年までのチャートがありますので、そちらを確認してみても構いません。
■NYダウ工業株30種平均 超長期月足チャート 1928年11月~2020年7月
■NYダウ100年史に見る経済と市場の発展 ※PDF資料
http://www.camri.or.jp/files/libs/730/201703301714449602.pdf
■日経平均株価 超長期月足チャート
色々とWEB上を探してみましたが、チャートとして分かりやすいのは上記のページでした。
こちらのサイトのチャートをご覧いただいたら分かるかと思いますが、特にNYダウは本当にこれまで上がり続けているということが実感できると思います。
『NYダウ100年史に見る経済と市場の発展』の中では、1980年代初頭のベトナム敗戦によってアメリカの凋落が決定的と思われてからも株価が復活していった様子が書かれています。
一方で日経平均株価に関しては残念ながらバブルのときの3万8915円を超えることは出来ていない状況です。
単純にこのようにこれまでのチャートを見ると、NYダウは確かに上昇を続けていて、日経平均株価はなかなか高値を更新できていない状況が見えてきました。
日経平均株価で積立投資をしていたら、どうなっていたか?
上のようなチャートを見ると、日経平均に投資していたとすると、悲惨な状況になっているように感じませんか?
正直、僕自身もそのように感じますし、日経平均のチャートを見たら誰もが感じることです。
では、実際にバブルの絶頂期から日経平均に月1万円を投資していたらどうなったか、ということを実験してくれているページもありましたので、そのページもご紹介します!
※つまり最悪な状況から積立投資を始めたシミュレーションです(笑)
世界の株価は長期では経済成長に連動
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/17.pdf
こちらのページには様々な視点で積立投資について書かれた4枚のスライドがあるのですが、今回注目をして欲しいのが2枚目のスライドです。
※今回の記事では出てきませんが、それぞれのスライドがとても興味深いので、是非ゆっくり確認してみてください
こちらの2枚目のスライドですが、バブルの絶頂期から毎月1万円を積立投資し、現在どのようになっているかを表しているグラフです。
また赤い線がこれまで投資をしてきた合計金額、緑の点線が利益・損失を含む積立投資の評価額となります。
結果を見ていただいたら分かるように、なんと現在では100万円ほどのプラスとなっています!
当然、バブルの絶頂期からの投資ですので、最初の利益が出るまでには16年ほど、現在のような余裕がある利益が出るまでには25年ほどかかっています。
それでも、先ほどチャートを見ておそらく絶望したであろう日経平均株価へのインデックス投資であっても、長期的な積立投資をすることで利益が出ているという事実が重要です!
とすると、NYダウにインデックス投資していたとすれば、日経平均株価よりもはるかに大きな利益が得られていたということになります!!
1つ注意点としては、「積立投資を続けてきたからこそ」の利益という点です。
つまり、例えばセミリタイアをするなどで積立投資をやめてしまうことがあったとすると、それ以降は完全に市場の値動きと同様の動きになりますのでご注意ください。
次回予告
今回の記事では、過去にNYダウや日経平均株価といったインデックスがどのように推移してきたのかをチャートで確認し、実際に積立投資をしていたらどうなっていたのかを、一見パフォーマンスが悪そうな日経平均株価で確かめてみました。
次回は、では今後の株式市場の動きはどうなるのか?、という非常に大切な点について考えてみます。
もちろん将来のことは誰にも分かりませんが、将来のことを予測している方がたくさんいらっしゃいますので、今回のようにWEBサイトの記事を参考にしながら考察をしていきます!
お楽しみに!!