前回のブログでは、人的資本がどのようなものかを考えてみましたが、どのようにすれば人的資本が増えるのかを考えてみます。
人的資本は「知識・スキル」と「人脈」でしたので、まずは「知識」について考えていきます。
どのようにすれば知識が増えるかを考えたとき、僕の答えは本を読むことです。
本は基本的に1つのテーマに関して体系的にまとめられています。
このように体系化された本を読んで理解することで知識が増えていきます。
web上の記事ではダメなのか?
最近はWEB上で様々なニュース・記事がアップされていますので、そのような記事を読むことで知識を増やそうとしてる方もいらっしゃると思いますが、僕は本を読む方がメリットが多いと考えています。
もちろんWEB上の記事を読むことでも情報収集は出来るのですが、その前提として、「その記事を読むための基礎知識があること」が重要です。
基礎知識が無いまま読んでしまうと、記事を読めているようで、あまり理解できていないということも起こります。
なぜこのようなことになるかというと、WEB上の記事は読みやすいことを重要視して書かれているからです。
WEB上の記事は読みやすくないと、読んでいる途中で読者が飽きてしまって別のページに移ってしまうことも多いです。
そうするとWEBサイトの分析をする際の「ページの滞在時間」が短くなってしまい、良いページだとは判断されなくなるからです。
そのため、内容を出来るだけ短く分かりやすく伝えることに注力をするために、必要な説明が省かれてしまったり、補足するための資料が少なかったりする記事になってしまうことがあります。
本の特徴
しかし本の場合は1つのテーマに関して体系的に説明することを目的としているので、基礎知識の説明や必要な補足資料や図などが多く盛り込まれています。
その上、最近は会計などの難しい内容の本でも図を中心に描かれている本もありますし、所々に漫画が入っている本もあるので、読みやすく体系的にまとめられた本も多いです。
しかも、本を数多く読んでいくことで様々な分野の基礎知識が蓄積されていきます。
※意識して様々な分野の本を読んでいくことが必要ですが。
特に、これはデータではなく自分の感覚でしかないのですが、本を読めば読むほど本を読むスピードも上がっていきます。
1冊の本を読んだ知識量をベースとして、それ以降の本を読むことが出来ます。
その1冊の中に出てきた情報・用語は、別の本に出てきたとしても新たに理解し、覚える必要はありませんので、その分だけ本を読むスピードが上がります。
しかも、このような知識の蓄積があれば、WEB上に溢れる記事を読んだときにも、きちんと理解することにもつながります。
YouTubeで本を読む
ここまででお伝えしてきましたように基本的には本を読むことをオススメしてきていますが、ただどうしても本を読もうと思うと、本を買うお金もばかになりませんし、本を読む時間もなかなか確保できない方も多いだろうと思います。
そんな場合には、YouTubeの本要約チャンネルを見るのが本当にオススメです。
とても質が高い動画が数多くあります。
僕自身もよく観るのは、
・中田敦彦のYouTube大学
・本要約チャンネル
の2つは本当に好きなチャンネルです!
本はもちろん買わないと読めないですが、買いたくなるほど興味が無い本も30分~1時間程度の動画にまとめてくれているので、気軽に見ることが出来ます。
もちろん興味がある本でも、上で書いたようにお金や時間の問題ですぐに読めない本なども、動画にアップさえされていればサッと確認できます。
ここまで質の高い本要約の動画が無料で見られるというのは、本当にスゴイ時代になったなと感じてしまいます。
質の良いネット環境は必須
このようにYouTubeさえ観れば無料で良質な情報にアクセスできるようになってきましたが、YouTubeを観ているとデータ容量はガンガン伸びていってしまいます。
そのためYouTube自体は無料ですが、良いネット環境にしておくことは必須になります。
最近は在宅ワークも増えてきましたし、よりネット環境の重要性は高まっていますが、良質で幅広い知識を増やしていくためにも良いネット環境への投資はオススメです。
下のサイトは価格ドットコムのプロバイダ料金比較のページですが、ランキング上位のプロバイダは2500円~4500円です。
単純に本を買うとすると2~4冊ほどに相当しますが、上記の本要約チャンネルを観ていたら2~4冊分の動画を観るなんてあっという間です。
また動画を観る際、スマホで見るとどうしても画面が小さく観ることがストレスになってしまうこともありますが、プロバイダ契約をしていればテレビやパソコンで動画を観ることが出来ますので、ストレスなく大画面で動画を楽しむことが出来ます。
なぜ知識を増やすことが重要なのか
ここまでは知識の増やし方をお伝えしてきましたが、最後になぜ知識を増やすことが重要なのかということをお伝えしたいです。
まず結論をお伝えすると、「知識があると物事を認識することができ、知識がないと物事を認識できないから」です。
少し難しい表現になってしまいましたが、トマ・ピケティを例にして考えてみます。
このブログを読んでくださっている方なら、トマ・ピケティをご存じの方も多いかもしれませんが、一般的にはそこまで知られてないと思います。
もしトマ・ピケティを知らなければ、このブログを読んでいても無意識にトマ・ピケティが書かれている部分を読み飛ばしてしまったり、記事を読み進めるのをやめて別のページに移ってしまうことも十分に考えられます。
しかしトマ・ピケティのことを知っていて、トマ・ピケティが膨大なデータを元に所得に関する研究をした人で、その結果として、資本からの所得の伸び率の方が労働からの所得の伸び率よりも大きくなるという「r>g」この式を証明した人だ、ということが分かっていれば、この先に記事でどのようなことを記載するのかイメージしやすいですし、トマ・ピケティに関してなんの補足が無くても話の流れについてくことが出来ます。
もちろんトマ・ピケティでなくても、ドローンやスマートウォッチ、RPAなどちゃんと知っているかどうかで、それに関連する情報が出てきた場合、ちゃんと知識があるかどうかで本や記事をしっかり理解できるかどうかに関わってきます。
また、ちゃんと知識を得るためには本を読むのが一番なので、僕自身これからも本を読んだり、YouTubeを観たりして、まだまだ知識を増やしていきます!
今週の金融資産
■銀行預金:約200万円
■ideco:「時価評価額:267,874円」、「評価損益:64,110円」
■つみたてNISA:「時価評価額:374,761円」、「評価損益:41,431円」
■ETF:「時価評価額:4,901,000円」、「評価損益:895,190円」
■個別株投資:「時価評価額:990,800円」、「評価損益:-88,176円」
■金融資産の合計額:約853万円
次回予告
今回は本を読むことの大切さをお伝えしましたが、次は「どのような本を選ぶか」という視点で考えていきます!
本は数えきれないほどありますので、全ての本を読むことなんて出来ません。
そのため、正しく優先順位の決めることが大切です!
お楽しみに!!