前回までの記事で、iDeCoを活用することでどのように得をするのかが分かりました。
お得だということが分かり、始める方も多いと思いますが、始めるときには毎月いくら積み立てるのかをいうことを決めます。
このときによく考えるのが、「ここで設定した金額をずっと積立続けることが出来るか?」という疑問です。
ですが、この疑問は全く問題はありません。
なぜならiDeCoは1年に1回、金額を変更したり、どうしても無理な場合には積み立てを一時的に止めることも出来ます。
しかし!
ここでホッとしてはいけません!
きちんと制度を理解して活用しないと、得するどころか大きく損をしてしまうこともあります。
絶対にやってはいけないこと
金額を変更したり、積立を止めることが出来ますが、ここで絶対にやってはいけないのが「積立を止めること」です!
というのも、iDeCoは必ず手数料がかかるからです。
iDeCoでかかる手数料ですが、運営管理手数料、国民年金基金連合会、事務委託先金融機関の3種類があります。
このうちの運営管理手数料は、iDeCoを取り扱う金融機関によりますが、0円と設定してくれている金融機関もあります。
ちなみに僕が申し込んだ楽天証券も、運営管理手数料が0円の金融機関です。
尚、この運営管理手数料以外の2種類の手数料は、どこの金融機関でiDeCoを申し込んだ場合にも、ほぼ同額の費用が発生します。
では何にいくらの費用が発生するかということですが、まず国民年金基金連合会の費用は口座開設時(初回のみ)に約2,700円程度、また毎月の口座管理費用として約100円程度になります。
また事務委託先金融機関の費用は毎月約60円程度となります。
ちなみに楽天証券の場合は、国民年金基金連合会の口座管理費用:103円/月、事務委託先金融機関の費用:64円/月となり、合計:167円/月となります。
そして1年分の費用は2,004円/年となりまして、この費用はiDeCoをしている限りずっとかかり続ける費用になります。
この年間2,000円を考えると、「本当にiDeCoは得なのか?」と思ってしまうかもしれませんが、結論から言うと「断然お得」です。
というのも、以前の記事で考えたようにiDeCoで積み立てた金額は全額控除されるからです。
※iDeCoを使ったら、いくら得するのか?(https://semirita-log.com/ideco-get-profit/)
以前の記事で考えた税率の場合、具体的には毎月1万円を積み立てすることで、年間で3万6,000円得をすることになります。
実際は、ここから手数料の2,000円/年を引いたとしても3万4,000円も得をしています。
そのためiDeCoは毎月積み立てをすれば、必ず得をします。

毎月、積立する覚悟
しかし、「毎月積み立てをすれば」という箇所が重要です。
毎月積み立てをするからこそ所得から控除が出来て、その分の得をします。
もし積立投資をするための資金が無くなり、1年間積み立てをしなかったとすると、全く控除されず単純に2,000円/年の手数料の支払いだけが発生してしまいます。
なので、iDeCoを始めてからは最低金額の5,000円/月でも良いので積み立てをして控除を受けられるようにする必要があります。
5,000円/月であれば年間で6万円です。
なので僕自身もし余裕がなくなってきた場合でも、何とか年間6万円を捻出していく覚悟を持って運用をしています!
今週の金融資産
■銀行預金:約204万円
■ideco:「時価評価額:133,601円」、「評価損益:8,469円」
■つみたてNISA:「時価評価額:32,958円」、「評価損益:-375円」
■ETF:「時価評価額:2,392,390円」、「評価損益:41,000円」
■個別株投資:「時価評価額:724,000円」、「評価損益:-354,976円」
■金融資産の合計額:約532万円 ※過去最高!
次回予告
さて、ここまでで少し時間を掛けてiDeCoの制度を確認してきましたが、次回は実際に僕がどのようにiDeCoで運用をしているのかをお伝えします!
今週は明日も更新します!!
お楽しみに!!