これまでにも積立投資に少し自分の考えをお伝えしましたが、改めて1つの記事として積立投資のメリット・デメリットを考えて、デメリットを補うための手法も考えてみます。
積立投資のメリット
まずメリットについてです。
積立投資のメリットはどこの証券会社でも語られていますので、僕が口座を持っている楽天証券のページを紹介します。
■投信積立4つのメリット
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/merit.html
こちらのページのトップにも書かれていますが、自動引き落としは本当に有効なツールだと思います。
もちろん僕も含めて人間は感情に流されてしまったり、必要なことを忘れてしまったりする生き物なので、自動的に引き落としてくれて、しかもそのお金を積立投資してくれるのは非常に有効です。
特に僕のようになかなか貯金が出来ない方は、ぜひ自動引き落としを活用して、勝手に投資してくれる仕組みを作ることはオススメです!
また2つ目のメリットは少額から始められることです。
これまでにインデックス投資は出来るだけ早く始めた方が良いことを伝えてきましたし、正直僕は少し前からしか始めなかったことを後悔しています。
だから、100円でも1000円でも良いのでまずは始めてみて下さい!
何に投資したら良いか分からなかったら、当然ご自身で調べて欲しいのですが、少なくとも僕は『MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信』を買っていますので、それで安心感を感じていただけるのであれば(笑)、まず買ってみましょう!
後からの変更はいくらでも出来ますので。
次に3つ目のメリットとして分散投資が挙げられていますが、積立投資でよく目にするドルコスト平均法の箇所をピックアップします。
簡単にまとめると「一定金額で買い続けることで、安いときには多くの株数を買い、高いときには少ない株数を買うことになり、続けるほどに平均単価が下がって利益が出やすくなる」ということです。
以前の記事でお伝えしましたが、バブルの絶頂期から毎月1万円の積立投資を始めたとしても現在では100万円以上の利益が出ているのは、このドルコスト平均法によって平均単価が下がっているからです。
※以前の記事:株式市場はこれまで本当に上昇し続けてきたのか?実際に投資をしていたらどうなったのか?
※URL:https://semirita-log.com/past-data-of-index/
このようなメリットがあるので、僕も積立投資をオススメしています!
積立投資のデメリット
上記のような積立投資のメリットはよく目にするかと思いますが、恐らく積立投資のデメリットについてはあまり読んだことが無いという人が多いのではないでしょうか?
それは、やはり証券会社の側から考えると上記のような記事はあくまでも口座開設や手数料アップのための記事であり、デメリットを伝えてしまうことで口座開設につながらない、といった状況を避けたいからでしょう。
でも、物事には必ずメリットもデメリットもありますので、デメリットもしっかりと認識しておくことで、ちゃんとデメリットをカバーするための方法を考えるようになります!
そのデメリットというのは「定額でしか買えないこと」です。
※ちなみに購入対象を『MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信』のようなインデックス投資ということを前提にしています。個別株やアクティブ投資などの場合には更に多くのデメリットが発生する可能性があります。
例えば、毎月の貯金額を確認してみたときに、1月:5万円、2月:6万円、3月:3万円、4月:2万円、5月:4万円、6月:4万円だったときに、毎月いくらで積立を始めますか?
恐らくほとんどの人が「2万円」と答えるはずです。なぜならこの半年間で最低でも2万円は貯金できたため、少なくとも2万円は必ず積立投資に回そうと考えるはずです。
また、僕はその考え方は合っていると思います。
しかし、そのときに毎月2万円は積立投資されますが、2万円以上貯金が出来た月の余分の金額はどうしますか?
恐らくほとんどの人はそのまま貯金をしていると思いますが、それは非常にもったいないことだと思います。
当然、一定以上の金額は現金で保有すべきだと思いますし、僕も万が一何かあったとしても半年間以上はその現金で生活が出来るように約200万円は現金で保有しています。
しかし、それ以上の金額に関しては、出来るだけ多くの金額を出来るだけ早くインデックス投資に回していくことが必要です。
つまり、やるべきことは積立投資だけでは足りません。
積立投資をしながら余ったお金は、追加で投資信託を買うことが必要です。
そうすれば上記の半年で、積立投資だけでは12万円しか投資できなかったところを、貯金分全額をインデックス投資に回すことで倍の24万円を投資することが出来ます!
少しでも早く資産を増やしていくことを考えると、このように余っている金額を手動で投資していくことが重要となります。
このように常に最大限の金額をインデックス投資へ回すことが出来るように行動しながら、セミリタイアに必要な金額を早く確保しましょう!
この行動、この投資が将来の自分の自由につながっていると信じて僕も続けていきます!
今週の金融資産
■銀行預金:約211万円
■ideco:「時価評価額:125,098円」、「評価損益:9,795円」
■個別株投資:「時価評価額:678,800円」、「評価損益:-400,176円」
■ETF:「時価評価額:2,213,400円」、「評価損益:82,232円」
■金融資産の合計額:約512万円 ★過去最高
この1週間で10万円の資産が増えました!
1週間の一喜一憂するつもりはないのですが、それでも資産が過去最高を達成する度にセミリタイアに近づいていると思うと嬉しい瞬間です!
次回予告
今回はインデックス投資でよく目にする積立投資のメリット・デメリットについて考えてみました。
次回は、これまたよく目にしているであろうNISAについて考えてみます。
このブログでもすでに何回も出てきていますが、具体的にどのような制度なのか、2種類のNISAがそれぞれどう違うのか、また投資手法にもよりますが、どのような考え方のときにどちらを選ぶべきか、などについて考えます!
お楽しみに!!