皆さんも色々と景気悪化のニュースを聞いていると思いますが、今回も日経新聞の記事を参考にしながら、今の世界の状況を確認していきます!
そして、これからのことを推測した上で、様々な状況でも対応できるようにしていきましょう!
様々な資産価格の下落
今日ご紹介する記事は『リスク資産 総崩れ』です!
※webサイトはこちら!
(写真1)
(写真2)
今回は4か所にマーカーをしていますが、まずは実際にどのような資産がどれくらい下がったのか、から確認をしていきます!
②:米S&P500種株価指数は13日に前週末比4%と大幅に下げ1月3日からの下落率は22%に達した。
③:情報サイトのコインマーケットキャップによると、世界全体の仮想通貨の時価総額は1兆ドル(約130兆円)を下回った。21年11月のピーク(2兆9700億ドル)から約7割減少した。
皆さんもそうかもしれませんが、僕も毎日アメリカのS&P500やダウ平均株価、日経平均株価などを見ているので、②についてはとても親しみのある数字でした。
ただ、③については、なんとなくビットコインが急落しているという認識はありましたが、まさか時価総額が7割も減少しているとは思っていませんでした!
このような下落については、1つ目の写真に記載があるグラフからも読み取れます。
このように様々な資産で急激に資金が流出しています。
ヨーロッパの国債も下落
④:イタリアの10年債は14年1月以来となる4%台に上昇、月初の3.1%台から大幅に上昇した。スペインも14年5月以来となる3%前後をつけるなど金利上昇が続いている。
普段、アメリカの金利上昇について目にすることが多いと思いますが、アメリカだけでなくヨーロッパでも金利が上昇していることが痛烈に伝わってきます。
しかも、イタリアやスペインの国債が売られているのは、欧州中央銀行(ECB)からの買い支えがなくなることを懸念しての売りだということです。
日本のように中央銀行が国債を買い集めてしまうことも問題視されますが、買い支えがなくなることで資金が流出して、利上げになってしまうことも怖いですね。
FRBの狙いは景気悪化
さて、これらのことを踏まえて、今後のことも考えていきましょう。
最後まで取っておいたマーカー部がこちらです。
①:インフレを抑えるには景気を犠牲にするほど利上げを急がなければいけないとの見方から、リスク資産から資金が急速に流出している。
正直、このような表現は甘いと思ってます。
FRBが利上げをすることの目的は、景気の悪化と言い切ってしまって良いと思っています。
そもそも物価は需要と供給で決まります。
現在、供給面では新型コロナウイルスによる上海でのロックダウンや、半導体不足による様々な工業製品の供給不足が起こっていて、このような問題はすぐに解決できるものではありません。
ましてや、利上げをすることで、このような供給面での問題を解決できません。
となると利上げをすることで影響を与えるのは需要面ということになります。
正直僕は、6月に0.75%も利上げをするというのは想定外でした。
下の記事でもご紹介したように、0.5%であっても22年ぶりであり、そのまま7月まで利上げをするだけでも、たった3ヶ月で1.5%も利上げすることになる予定だったのです。
このように急激に利上げをすることで、前半で見てきたように様々な資産から資金が流出し、資産の価値が下がっていきます。
そして、金利が上がることで銀行からお金が借りづらくなったり、銀行への返済が滞ったりすることで、経済が回らなくなり景気が悪化します。
そうなると給料が下がるなどして、物が買えなくなるので需要が落ちます。
このようにして、金利を上げることで需要を下げて、インフレを抑えたいということがFRBの目的なのです。
こうやって考えると、これからさらに景気が悪化して株価や他の資産の価格が下がることが予想されます。
しかし、どれだけ株価が下がったとしても、将来的には株価が過去最高値を更新していくことを信じて、株価が安くなったら買い続けていきましょう!
これまでも株価が最高値の3分の1まで下がったことは何度もあります。
しかしそれでも、2021年の年末にも過去最高値を更新していたのです!
しかも日本や世界中でFIREブームもあり、多くの人が毎月積立でインデックス投資をしています。
もちろん僕もその一人ですし、僕の毎週の金融資産でも公開しているように、株価が下がれば下がるほどETFの株数が増えています(笑)
このように、僕は世界中の経済がこれからも上向くことを信じているので、皆さんも一緒に世界経済を信じて、全世界株式のインデックスファンドに投資を続けましょう!
今週の金融資産
■銀行預金:約370万円
■ideco:「時価評価額:388,364円」、「評価損益:66,652円」
■つみたてNISA:「時価評価額:752,524円」、「評価損益:52,531円」
■ETF(465(10)株):「時価評価額:6,427,200円」、「評価損益:943,080円」
■オリジナル投資:確定利益:0円
■金融資産の合計額:約1126万円
次回予告
日本人は貯金が好きだということは世界中の人が知っていますが、その日本人がこれまで特に大切にしてきた定期預金の推移について調べて考えてみます!
お楽しみに!!