【総資産:1183万円】仮想発電所、知ってますか??

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皆さん、仮想発電所って知っていましたか?

僕は、何となく聞いたことあるくらい・・・、ということで全然知りませんでした(笑)

ということで、今日も日経の記事をベースにして学んでいきましょう!

テスラが日本で仮想発電所の事業をしていた

今日ご紹介する記事は『テスラ、日本で「仮想発電所」』です!

※webサイトはこちら!

テスラ、日本で「仮想発電所」 - 日本経済新聞
米テスラは日本で「仮想発電所」向け蓄電池に本格参入する。仮想発電所は、戸建てなどに設置した太陽光パネルや蓄電池といった電力設備を制御し、1つの発電所のように運用する仕組み。出力が不安定な再生可能エネルギーが普及するなか、電力を安定供給する調整弁となる。テスラは電力系企業と手掛ける宮古島での取り組みを全国に広げる。仮想発...

(写真1)

①:仮想発電所は、戸建てなどに設置した太陽光パネルや蓄電池といった電力設備を制御し、1つの発電所のように運用する仕組み。出力が不安定な再生可能エネルギーが普及するなか、電力を安定供給する調整弁となる。

まず、テスラというと電気自動車というイメージが強かったので、このように仮想発電所事業をしていること自体が意外でした。

もちろん電気自動車のキモになる電池を活用することで仮想発電所の事業をすることはイメージできますが、すでに日本でも事業を始めているということは、かなり早くから電気自動車の事業だけでなく、仮想発電所の事業も想定しながら事業を進めていることが分かり驚きました!

宮古島での実績

(写真2)

②:仮想発電所の仕組み(図)

③:電力が余っている時間帯には各家庭に設置した太陽光パネルから蓄電池に電機をため、足りない時間帯には蓄電池から電力網に電力を供給する。こうした運用により、地域全体で電力需給を最適化する。

④:パワーウォールは1台あたり約110万円。先行する宮古島では既に300台以上が設置されている。

⑤:参加する家庭は自宅の屋根や壁にパネルや蓄電池を設置する対価として、沖縄電力が販売する電気料金よりも5%程度安い価格で電力を購入できる。

この2つ目の写真でも、そもそも仮想発電所がどのようなものなのかが改めて説明されています。

②のマーカー部の図が分かりやすいので、じっくり確認してみてください。

しかも、テスラが日本で仮想発電所の事業をすでに大規模で進めており、④のマーカー部にもありますが、宮古島にすでに300台以上が設置されています。

1台あたり110万円ということですので、このパワーウォールだけで3億3000万円という金額です!

もちろん、事業をしていこうと思うと、このパワーウォールの設備代以外にも諸々の費用がかかっているはずですので、規模の大きさが分かります。

またこの仮想発電所の事業に一般家庭として参加すると、⑤のように電気料金が5%安くなるというのは、家庭にとってもかなり嬉しいですよね!

特に、今のようにエネルギー価格が高騰している状況なので、なおさら5%安くなるというのは大きいです!

すでに海外では多くの実績

(写真3)

⑥:テスラはすでに同様のサービスを米国やオーストラリア、英国などで展開している。パワーウォールは、米ネバダ州に拠点を置く電池工場「ギガファクトリー」で生産している。量産効果で電池の原価低減につなげる狙いもある。

⑦:カリフォルニアを地盤とする電力会社PG&Eと連携している。参加者はスマートフォンのアプリから申請するだけでプログラムに参加でき、1キロワット時あたり2ドルを受け取れる。

⑧:カリフォルニア州の送電網を管理するカリフォルニア独立系統運用期間によると、7月15日の午後7時25分から約30分間、史上初めて蓄電池経由の電力供給が原子力発電所経由を上回った。

このブログの前半では、宮古島でのこれまでの実績が中心でしたが、もちろんテスラの本拠地アメリカでは、日本とはまったく違う規模で運用されている様子が分かります。

⑥にあるように、テスラの電気自動車用の電池も生産しているギガファクトリーで、蓄電池用の電池も合わせて生産しています。

このギガファクトリーは着工が始まったのが2014年6月です。

もちろん着工が始まるまでに、構想、工場自体の設計なども必要でしょうから、着工よりもさらに2~3年前から構想が始まっていたと考えられます。

そうすると、遅くとも2012年から仮想発電所の事業も始まっていたことになります。

これくらい中長期的な構想を持って、着実に成果を出している日本企業はあるでしょうか・・・

正直、僕自身はまったく思い浮かびません・・・

本当にテスラのすごさが分かります。

また、単純にテスラだけがスゴイわけではなく、カリフォルニア州では一般家庭が仮想発電所の事業に参加しようと思ったら、電力会社PG&Eにアプリから申請するだけなのです。

※マーカー部⑦を参照

かなり手軽に参加できますよね。

このようにテスラ以外にも、電力会社もちゃんと仮想発電所の整備をしていて、もちろん一般家庭も太陽光パネルがついているのが、少なくともカリフォルニア州では一般的なようなイメージを持ちました。

何から何まで、日本とはまったく違う環境なのだと痛感しました。

極めつけは、マーカー部⑧にあるように、「史上初めて蓄電池経由の電力供給が原子力発電所経由を上回った」ということです!

カリフォルニア州は本当に広く、面積は日本よりも大きいです。

そんなカリフォルニア州の電力供給で、蓄電池経由が原子力発電所経由を上回るなんて、日本ではいつになるのか想像すらつきません。

それを思うと、日本とアメリカでは絶望的な差があると思います。

日本が対抗できることは?

⑨:世界中の自動車メーカーがEVに力を入れる中、リチウムやコバルトなどの原材料は争奪戦となっており、受給が逼迫している。

この蓄電池事業について、「課題はコスト」と書かれており、そのコスト上昇の原因として挙げられていることが、⑨のようなレアアース、レアメタルなどの対応が必要になりそうです。

ここまで見てきたように、日本とアメリカはとてつもない差がありますが、ここから何かしようと思うと、今ある課題・問題に対応していくことが必要になります。

そこで、⑨のマーカー部のようにレアアース、レアメタルなどが問題になるなかで、よくある素材で蓄電池をつくることが必要になります。

そこで、今、日本でも注目されているのが、カリウム電池です。

リチウムを超える!? 「カリウムイオン電池」の凄さとは|TBSテレビ
バナナやホウレン草など、多くの食品に含まれ、人間の身体に欠かせない必須ミネラルである「カリウム」。現在、このカリウムを使った電池「カリウムイオン電池」の研究開発が東京理科大学では進められているそうです。(がっちりマンデー!!)

このがっちりマンデー、僕も見ましたが、このような日本の技術を活かした蓄電池を開発し、その蓄電池が世界中に広まることを期待しています!

ホントに新しいテクノロジー・アイデアが出てくるスピードがめちゃくちゃ早い時代になってきました。

日本企業も、新しい事業のチャンスを活かして頑張ってほしいです!

僕自身も、このような新しい技術も勉強しながら、投資先や個人でもできることを着実に進めていきます!

今週の金融資産

■現金:約240万円

■ideco:「時価評価額:445,242円」、「評価損益:103,872円」

■FX:「預託証拠金:8,990,845」、「確定利益:25,109円」

■金融資産の合計額:約1183万円 ※過去最高!

次回予告

「あの職業が意外と稼げる」という記事がありました!

実際に稼げそうかどうか、僕がやりたいかどうか、そしてそれがナゼなのか、ということをまとめてみます!

お楽しみに!!

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