今でも一挙手一投足が注目されるバフェット。
今回は2023年2月末の日経新聞の記事をご紹介します!
バフェットが動いた2022年
今回ご紹介する記事は『バフェット氏「恐怖相場は友」』です!
(写真①)
(写真②)
①:金融市場が動揺した2022年、同社(バークシャー・ハザウェイ)は08年の金融危機に匹敵する投資に動いた。恐怖相場は優良企業を割安に買える「友」と呼ぶ。
②:保険会社アレゲニーを約116億ドル(約1兆5800億円)で買収、石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアムを持ち分法適用会社にするなどエネルギー銘柄を買い進めた。パラマウント・グローバルのようなメディア銘柄も買い増した。
③:08年当時と要因は違えど、相場急変こそ買い場と見る姿勢は共通する。
このように2022年に、バフェットが大きく動いたことが分かります。
2022年に思いつきで大きく動いたわけではなく、リーマンショックが起こった2008年でも大きく動いています。
しかも、総資産に占める投資額の比率のグラフを見てみると、2008年と2022年の比率がほぼ同じです。
そのため、バフェットの中でも何かしらのルールがあるかもしれません。
詳しいルールまでは分かりませんが、「恐怖相場は友」ということで、急落したタイミングで大きく買っているということは間違いありませんね。
ただ、2022年よりも2023年の方が大きく下がっていますし、前回のブログのようにシリコンバレーバンクの破綻などもありますので、今年も更にバフェットが動くという可能性が高いかもしれません。
時代を超える判断基準
④:彼は1981年の手紙で2つの条件を挙げている。1つは販売量を大きく減らさないまま値上げできる能力。2つ目は投資効率で、「資本を少し追加投入するだけで規模拡大できる能力」だ。
⑤:設備投資はインフレに連動して膨らみがちで、利益率を圧迫しかねない。
上の項目では、2008年と2022年の投資判断の軸がずれていないことが分かりましたが、そもそもインフレに強い企業を選ぶための判断基準は、1981年から続いているものもあるんですね(笑)
バフェットの知恵、洞察の鋭さ、すごすぎますね!
⑤のように設備投資が多い企業は、インフレに弱いことから投資を避けた方が良いということですね。
何となく、設備投資が多いということは、それだけ他の企業との差になりそうなので、参入障壁になりそうと感じてしまっています。
ただバフェットが50年以上前から言っていることなので、きっと正しいのでしょう(笑)
設備投資は参入障壁になる可能性もあるかもしれませんが、もしかすると業態を変えたり、新しい事業を始めたりする場合には、逆に荷物になってしまい、切り替えが難しくなるデメリットも大きいのかもしれません。
無形固定資産による投資判断
曖昧な表現ということもあり抜粋はしなかったのですが、「無形固定資産の多い企業を選好する」ということも書かれています。
無形固定資産は、下の財務省のリンクを確認してみてください!
https://www.mof.go.jp/pri/reference/ssc/keyword/keyword_12.pdf
ということで無形固定資産は、特許権のような法律上の権利やソフトウェアなどの、実態は無いけど長期間使う資産のことですね。
権利やソフトウェアというと、最近のゲームブームやITエンジニアの高給化などから、有効な資産というイメージもあります。
ただ、実態が無いだけに、うまく無形固定資産を使って稼ぐことが重要です。
無形固定資産をたくさん保有しているからと言って、その会社が必ずしも優良な会社とは言えません。
仮に特許を多く持っていても、その特許を使って稼いでいなければ特許を持っている意味がありません。
逆にたった1つしか特許がなくても、その特許で莫大な利益を得られるのであれば、その企業は特許を有効活用できていることになります。
なので、バフェットが無形固定資産を重要視する理由は分かりますが、その無形固定資産をその企業が本当に有効活用できているかどうかまで、きちんと情報収集をして判断しないと本当にインフレに強い起業かどうか分からないですね。
そういう意味でも、一般の個人投資家が個別株投資をするのは難しく、インデックス投資をするということが適しているような気がしています。
実際にバフェットも、S&P500の凄さを語っていますので!
今週の金融資産
■現金:約100万円
■ideco:「時価評価額:497,008円」、「評価損益:86,835円」
■ETF(2,012(14)):「評価額:10,006,245円」、「評価損益:-1,028,979円」
■金融資産の合計額:約1150万円
次回予告
次回は元素騎士オンラインについて、僕の現状をお伝えします!
お楽しみに!!