お金に関わる色々な記事で「持ち家か賃貸か」論争が行われていますね(笑)
ちなみに僕は賃貸派なのですが、持ち家も賃貸もそれぞれにメリット・デメリットがありますので、それをまとめた上で、なぜ賃貸派なのかをお伝えできればと思います。
持ち家のメリット
すぐに思い浮かぶ大きなメリットは安心感かもしれません。
大きな借金をして家を買いますが、ローンさえ払い終えてしまえば、その家は自分のものになり、もちろん家賃などを払わなくても住み続けることが出来ます。
平均寿命がどんどん延びていることを考えると、家を買っておくことは大きな投資の1つかもしれません。
それ以外にも、リフォームなどを含めて、自由に家を使えることもメリットの1つです。
壁にピンで何かを張り付けたり、間取りを変えたり、お風呂やトイレを新しくしたり、バリアフリーにしたり、増改築することももちろん可能です。
このように自分好みにアレンジ出来るのは持ち家のメリットですね。
持ち家のデメリット
では次にデメリットを考えます。
まず1つ目は、大きな借金を抱えてしまうことです。
もちろん、大きな事故や病気などで世帯主の方が働けない状態になった場合には、ローンの支払いが免除になる、よく団信と呼ばれる保険はあります。
ただ、単純に転職をして給料が下がったり、会社が倒産をして一時的に職を失ったりなど、健康な状態であっても収入が下がることによってローンの支払いが滞ると、最悪の場合、家を差し押さえられてしまう可能性もあります。
そうなった場合、お金も無く、家も無いという最悪な状態に陥ります。
また2つ目としては、もちろん自分の家が出来るのですが、出来てしまう分、自分の状況に変化があっても住み替えを考えるのは難しくなります。
転勤、出産、親の介護、隣に騒がしい人が引っ越してきた、自然災害など、自分の周りの状況は常に変わります。
特に最近は台風・洪水などの自然災害でローンが残っていても家に住めなくなり、新しい家を作って二重ローンになるなどのニュースもありました。
このように状況の変化に柔軟に対応できないのは、大きなデメリットです。
それから3つ目は、欠陥住宅を購入してしまうリスクです。
多くの人は住宅に関して知識がほとんどないと思います。
※それは僕も同じです
どんな家が安全なのか、基準を満たしている家なのか、それを確認するためにはどこを見ればいいのか、全く分からないはずです。
その結果、買ってから後悔となってしまうと最悪な状況です。
一軒家でもマンションでも、欠陥住宅のニュースは稀にありますよね。
恐らくニュースになっていなくても困っている人はたくさんいるはずです。
一方、賃貸であれば万が一、欠陥住宅だったとしても引越しをするだけで危険な状態を回避することが出来ます。
賃貸のメリット
まずメリットですが、ローンを組まなくていいことはまず1つ目のメリットです。
もちろん賃貸なので、自分のものになることはありません。
ただ、毎月決まった家賃を払っていればいつまでも住み続けることが出来ます。
ローンを組んで持ち家を買うと、収入が変わろうが、自分の周囲の状況が変わろうが、家の購入の際に立てた計画通りにローンの返済をしていくことが必要になります。
しかし賃貸の場合には、収入が減れば安い物件に引っ越しをすれば良いだけです。
また、このように自由に物件を変えることが出来るのが、賃貸のメリットの2つ目です。
例えば、隣に騒がしい人が引っ越してきても、子供が出来て家族が増えても、親の介護のために別の場所で暮らすことになっても、その状況に合わせた場所に引っ越しが出来る自由度が大きなメリットですね。
賃貸のデメリット
次にデメリットはというと、何といっても住み続ける限り家賃の支払いが必要になるということでしょう。
持ち家の場合には、ほぼ間違いなく団信のような保険に入るでしょうから、世帯主の方に万が一のことがあった場合には返済は無くなり家は残ります。
しかし、賃貸の場合には、もちろん安い場所に引っ越すことは出来ますが、どんなに安い場所でも必ず家賃の支払いは発生するので、当然ですが死ぬまで家賃の支払いが発生します。
また、それによる精神的なプレッシャーもあると思います。
「自分は死ぬまで家賃を払えるくらいのお金を貯められるのか?」、「いつまで働けばいいのだろうか?」などと考えると辛くなってしまいそうです。
それから、自分に合わせてリフォームをすることが出来ないのはデメリットの1つです。
例えば、バリアフリーな住居が必要になった場合に、持ち家の場合には改築をすれば良いのですが、賃貸の場合にはバリアフリー化された物件を探す必要があります。
恐らくバリアフリー化された物件はそんなに多くは無いと思いますので、自分が希望する地域に無かったり、あったとしても家賃が高かったりなど、物件が探しづらい可能性が高いです。
このように賃貸は賃貸ならではの多くのメリットやデメリットが存在します。
将来を具体的に想像できますか?
僕が賃貸を選ぶ理由は、自由度が高いからです。
突然ですが皆さんは、未来の自分が何を考え、何をしているか、具体的に想像することは出来ますでしょうか?
僕は正直、未来の自分を具体的に想像することは全く出来ませんし、想像できないという状態が正常な状態だと思っています。
逆に具体的に想像が出来るということは、「自分が成長していない」可能性が高いです。
例えば、毎日、毎月、新しい本が出版されています。
本を読み、興味を持ったことを実践する人であれば、新しく買った本を読んでその内容に納得したとすると、その本の内容を新しく実践し、新しい習慣が出来るはずです。
そして、将来自分がどのような本を読んで、どのような習慣を身につけるか、なんて今から具体的に想像できるはずがありません。
また世の中の変化も激しさを増しています。
昨年のコロナもそうですが、近年のRPAの普及などのDX化も恐らく5年前には全く想像が出来ていなかったはずです。
このように世の中が変わっていけば、新しい会社が出て来たり、既存の会社が倒産したりするでしょう。
そうなれば、自分が勤めている会社が倒産することもあるでしょうし、その前に自分が転職したいと思える会社が出てきて転職を考えるかもしれません。
このように常に変化している世の中、変化に合わせて自分自身の考え方・習慣を合わせていく必要があります。
そういう意味でも、自分のことであっても具体的に将来を想像することは出来ないと思っています。
賃貸に住んで、自由に生きる
もちろん僕自身もまだまだ、日々学んで生活習慣をガンガン変えていきたいです。
去年でも『最速で経済的自立を実現する方法 FIRE』を読んで、自分の投資スタイルがガラッと変わりましたし、何とか毎週ブログを更新することも続いています。
今後のことは自分でもどうなるか分かりません。
毎月の投資資金を増やしたいので、シェアハウスや実家に住むことを考えるかもしれません。
自分が勤めている会社が倒産してしまうかもしれません。
勢いのある会社に転職したいと思うかもしれません。
将来的には、夢のセミリタイアが出来て、職場とは関係なく好きな場所に住むようになるかもしれません。
住宅を購入してしまうと、このような将来の柔軟性がなくなってしまいます。
逆に言うと、将来の柔軟性、ひいては柔軟な思考を確保できることが賃貸に住むことのメリットです。
このメリットがあるので、僕は賃貸に住んでいくつもりです!
今週の金融資産
■銀行預金:約213万円
■ideco:「時価評価額:174,305円」、「評価損益:29,515円」
■つみたてNISA:「時価評価額:141,751円」、「評価損益:8,419円」
■ETF:「時価評価額:2,989,840円」、「評価損益:347,281円」
■個別株投資:「時価評価額:899,400円」、「評価損益:-179,576円」
■金融資産の合計額:約633万円 ※過去最高!
次回予告
今回は「持ち家か賃貸か」と住宅について考えてみましたが、次回は車についてです!
恐らく住宅の次にお金を使うのは車だと思いますので、車に関してどのくらいのお金がかかるのかを考えて、どれくらい節約につながるのかを考えます!
お楽しみに!!