【総資産:793万円】年金って、どういうものか?

お金の管理
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よく年金っていう言葉を聞きますし、身近にも年金で暮らしている方もいらっしゃるので、なんとなく知っている気でいましたが、ニュースで見ていたり、先日ブログにも書いたGPIFのサイトを見たりしているうちに、「年金のことちゃんと知らないかも」と思いました。

そこで、年金の基本から調べてまとめてみます!

年金とは?

まず、そもそも年金って何かという話ですが、年金とは国が運営している保険の1つです。

保険なので、万が一の時のために皆で掛け金を出し合って、何かあったときに決められた保障を受けられる制度になっています。

正直、この「保険」という表現が意外でした!

保険というと、生命保険や自動車保険などがイメージしやすいと思います。

生命保険であれば、万一自分が命を落としてしまったときに家族が困るというリスクに対処するために保険に加入することがあります。

自動車保険であれば、万一自分が事故をしてしまったときに、発生する物の修理やけがをさせてしまった方の治療などの費用を負担するというリスクに対処するために保険に加入します。

つまり保険というのは何らかのリスクに対処するために加入するものです。

なので年金も基本的には「長生きをするというリスクに備えて皆で加入する保険」というものということです。

正直、この認識は僕にはありませんでした。

何となく積み立て貯金のようなものだと思っていたので、将来満額を受け取れることが当たり前のような感覚がありましたが、「年金は保険」というのは新しい認識でした!

年金の種類

一般的な年金のイメージは年を取って働けなくなって年金をもらう、というようなイメージがあると思いますが、もちろんこれも年金の種類の1つで「老齢基礎年金」と呼ばれています。

実はこの老齢基礎年金以外に年金(基礎年金)には2種類あり、病気やケガなどで一定の障害を負った場合に支給される「障害基礎年金」と、年金受給者や被保険者が亡くなったときに、配偶者か原則18歳以下の子供が給付を受けられる「遺族基礎年金」です。

このように必ずしも定年退職後に年金をもらうだけでなく、働いている方であっても、万が一のことがあれば年金が支給されます。

年金の保険料を払わないということは・・・

若い世代の方の中には、「自分達の老後には年金は出ないだろう」と考えて、年金の保険料支払いをしていない方もいらっしゃるようですが、支払いをしていないということは保険でいう掛け金を払っていないことになるので、上に書いた3種類の基礎年金を受け取れる可能性を自ら無くしてしまっています。

また学生の内は、「学生納付特例」という制度があるので、この手続きをしておけば支払いまで猶予が出来ます。

もちろん、この制度も「猶予」なので、いずれ支払いをしないと数年間分を支払っていないとみなされてしまいます。

逆に手続きさえしていれば、この猶予期間で障害を負ってしまったとしても障害基礎年金を受け取ることが出来ます。

年金の原資は?

さて上で少し話を出しましたが、「自分たちの世代には年金は出ないだろう」と思ってしまう原因のひとつは年金の原資が足りなくなると考えていることだと思います。

僕も思っていましたが、年金の原資は完全に保険料だけでまかなわれていると思っていました。

そうだとすると、よく言われるように一人の若年世代が何人もの老年世代を支える必要があり、そんなことになってしまったら受け取る側の年金は本当に微々たるものだということが容易に想像が出来ます。

しかし僕も知りませんでしたが、年金の原資は必ずしも掛け金だけではなく、これまでの方が積み立ててきた積立金や日々の生活の中で必ず支払っている消費税の一部も含まれます。

このように消費税なども含めて様々な形で年金の原資を支払っているのに、掛け金を払わないことで、年金を受給できる資格が失われる、もしくは年金額が減ってしまうのは本当に残念なことだと思います。

年金の支払いは、単純に「今の高齢者への年金支給のため」だけではなく、「自分が保険(年金)の支払いを受けるため(の掛け金)」ということも考えると、年金の支払いをしないという選択肢は選びにくくなるかなと感じました。

今週の金融資産

■銀行預金:約199万円

■ideco:「時価評価額:231,791円」、「評価損益:47,685円」

■つみたてNISA:「時価評価額:295,287円」、「評価損益:28,623円」

■ETF:「時価評価額:4,403,520円」、「評価損益:721,212円」

■個別株投資:「時価評価額:1,010,400円」、「評価損益:-68,576円」

■金融資産の合計額:約793万円

次回予告

次回は、より具体的にどのように年金を給付するのかなど受け取る側からの年金の見方や、どのような制度で年金を運営しているのか、そしてそれはなぜかなどをまとめます!

お楽しみに!!

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