セミリタログは全世界株式のインデックス投資をして、一緒にお金持ちになっていくことを目指しますが、もちろんお金は豊かな生活をするために必要なツールでしかありません。
前回の記事では、個人金融資産が2000兆円ということについて、個人金融資産を増やすためにはやっぱりインデックス投資という話をしましたが、今回はその2000兆円をどのように使うのかという視点で考えます!
※前回のブログ
今回の記事
今回は『個人資産 2000兆円の憂鬱』(サブタイトル:生きたお金の使い方によって豊かな歴史が育まれていく)という記事です!
今回も記事と、僕がマーカーをした部分から紹介していきます!
※webページはこちら!(さわかみオペラのwebサイトからとなります)
①:(徳島市のオペラ公演を)仕掛けたのは、日本に長期投資の理念を持ち込んだ、さわかみ投信の創業者、澤上篤人氏。
②:「長期投資はお金を貯めるだけじゃない。貯めたお金を使って社会を豊かにすることがゴール。これからはカッコいいお金の使い方を見せなきゃ。まだまだ道半ばだよ」
③:手取り収入に占める消費支出の割合を示す平均消費性向は、70~80年代は70%後半だったが、直近は60%台と歴史的な低水準に沈む。
④:若い世代を巻き込んで関心が高まったSDGs(持続可能な開発目標)活動。その体現方法の1つとして注目されるのが、応援したい事業者にお金を投資するクラウドファンディング(CF)だ。
⑤:「もちろん貯めたお金でぜいたくするのは自由。でも願わくは社会を豊かにするためにも、お金を使ってほしい。」
低い平均消費性向
③:手取り収入に占める消費支出の割合を示す平均消費性向は、70~80年代は70%後半だったが、直近は60%台と歴史的な低水準に沈む。
※平均消費性向:可処分所得に対する消費支出の割合を意味し、世帯の消費意欲を示す指標として用いられる。(コトバンクより)
日本の個人金融資産が2000兆円まで増えましたが、前回のブログでもお伝えしたように、かなりの割合で貯金に回っていることもあり、平均消費性向は歴史的な低水準ということです。
前回の記事でもお伝えしたように、貯金に回っているお金は回りまわって国債の購入につながっている可能性が高いです。
そうなると、世の中にお金が回っているわけではないので、経済効果は薄くなってしまいます。
このような状態を、こちらの日経新聞の記事では『2000兆円の憂鬱』と表現をしているのです。
澤上氏の考え方
この『2000兆円の憂鬱』の状態を懸念しているのが、澤上氏であり、こちらの記事の徳島市のオペラ講演も主催されている方です。
①:(徳島市のオペラ公演を)仕掛けたのは、日本に長期投資の理念を持ち込んだ、さわかみ投信の創業者、澤上篤人氏。
②:「長期投資はお金を貯めるだけじゃない。貯めたお金を使って社会を豊かにすることがゴール。これからはカッコいいお金の使い方を見せなきゃ。まだまだ道半ばだよ」
⑤:「もちろん貯めたお金でぜいたくするのは自由。でも願わくは社会を豊かにするためにも、お金を使ってほしい。」
このような考え方をされていることは本当に素晴らしいと思いますし、このようにお金を回していくことで確かに社会が豊かになっていくのだと思います。
前回の記事では、インデックス投資を行うことで、どのようにお金が回るのかを考えましたが、もちろん投資以外でも「消費」としてお金を使うことでも、世の中にお金が回っていきます。
そういう意味でも、何にお金を使うのか、どのようにお金を使うことで自分が幸せになるのか、世の中のためになるのか、ということを考えてお金を使うことも大切です。
具体的には、何にお金を使えば良いのか?
上記のような、澤上氏がオペラを主催するというようなことはスケールが大きすぎて、僕自身、自分がお金を使っていることを全くイメージ出来ません(笑)
そこでヒントになると思われる箇所がこちらです!
④:若い世代を巻き込んで関心が高まったSDGs(持続可能な開発目標)活動。その体現方法の1つとして注目されるのが、応援したい事業者にお金を投資するクラウドファンディング(CF)だ。
こちらはSDGsやクラウドファンディングを紹介するための部分ですが、僕が特に大切だと考えている表現は『応援したい事業者にお金を投資する』という箇所です。
厳密に言うと、投資は全世界株式のインデックス投資だけで良いと思っているので、応援したい事業者に投資をすることは無いです。
しかし、応援したい会社で商品を買う、応援したいお店で商品を買う、ということを大切にしています。
例えば、食事ですが、僕はデパ地下でお弁当やお惣菜をよく買います。
デパ地下で買うお弁当やお惣菜は、多くの種類の食材が入っていることが多く、コスパがとても良いのでデパ地下でご飯を買うようにしています。
また、本屋でブラブラしながら、本を立ち読みすることが大好きです!
なので、自分が好きな本が置いてあったり、多くの種類を揃えている本屋で本を買っています。
もし本屋に売っていない本を買う場合には、楽天ブックスや楽天KOBOで本を買います。
もちろん僕は楽天証券を多用しているので、関連する楽天グループでお金を使いたいのです。
僕が日々使っているお金は本当に微々たるもので、1回あたり数百円~数千円くらいの金額でしょうか?
でも、その積み重ねが、応援したい企業の売上・利益につながっています。
そうなれば、その企業が長く続くための原動力になります。
もし、あまり意識せずにお金を使っていて、大して好きでもないお店・企業が続いていて、いつの間にか「自分が本当に好きだったお店・企業」が無くなっていたら僕はとてもショックです。
自分が好きな服、おいしいと思う料理、立ち読みする場所、試着をさせてくれるスペース、といった自分が大切にしたいサービスを提供してくれるお店・企業に対して、僕はお金を使っていきたいです。
そのためにも僕は応援したいお店でお金を使い、その企業が続くための売上に貢献したいです。
このように僕が好きなお店・企業が残り続けることで、結果的に残っていくものが日本の文化になっていくはずです。
そのため、セミリタログを読んでくださっている皆さんも、ぜひ自分が好きなお店・企業でお金を使うことを意識して、好きなものを食べ、好きなものを着て欲しいです。
そうすることで、自然と自分が幸せになり、ブラック企業は淘汰され、良い企業・文化が残っていくことで社会に貢献できるはずです!
僕らは僕らで、自分たちが出来る方法で日本の文化・社会を豊かにしていきましょう!
今週の金融資産
■銀行預金:約370万円
■ideco:「時価評価額:358,500円」、「評価損益:76,104円」
■つみたてNISA:「時価評価額:622,595円」、「評価損益:55,933円」
■ETF(430(8)株):「時価評価額:5,843,700円」、「評価損益:1,022,131円」
■オリジナル投資:確定利益:1860円
■金融資産の合計額:約1052万円
次回予告
次回は2022年に日銀がETFを購入するかどうか、について考えてみます!
2020年までは日銀が積極的にETFを購入し、その効果もあり日経平均株価が上昇してきたという経緯もあります。
2022年はインフレやウクライナ情勢などで株価の下落が予想される中、日銀がETFを購入するかどうかで2022年の株価の動向が左右される可能性があります!
お楽しみに!!