投資というと「楽して儲かる」というイメージがあると思いますが、実は投資で利益を得るということは色々な代償を支払った結果、利益につながっています!
今回は、具体的にどのような代償を支払っているのか、その代償を考えた上で投資をした方が良いのか、などを考えてみます!
投資がズルい理由
今回ご紹介するYouTube動画は、『【勘違いです】「お金持ちはラクしてお金を増やす」は本当か?投資の代償4選』で、これまでにも何度か紹介をしている両学長の動画です!
今回の記事では、投資の代償をメインにお伝えしていきますが、こちらの動画では下の2つをテーマにして動画にしています。
■投資がズルいと言われる3つの理由
■投資の代償4選
そのため、まずは簡単に「投資がズルいと言われる3つの理由」からまとめていきます!
①:お金持ちに有利
②:手間がかからない
③:税の繰り延べが出来る
お金持ちに有利というのは、金融資産が大きければ大きいほど、利益も大きくなるというものです。
利益率が年5%だった場合、100万円しか金融資産がなければ年間5万円の利益にしかなりませんが、1億円の金融資産があれば年間500万円もの利益が得られます。
このように金融資産を多く持っているお金持ちの方が圧倒的に有利なのが投資の世界です!
次の「手間がかからない」ですが、特に株式や投資信託に投資してしまえば、基本的にはほったらかしです。
もちろん働いてお給料をもらおうとすると、基本的には最低でも1日8時間で20日以上働いてようやくお給料をもらうことが出来ます。
その上お給料を上げようと思ってもなかなか上がりませんし、上がっても月数万円も上がることは稀なのではないでしょうか?
しかし、株価は毎年平均5~10%という利益率ですので、投資額が上がれば上がるほど、毎年の利益額も跳ね上がります!
しかも、やることは資金を口座に入れて投資信託やETFを購入するだけですので、手間がかかりませんよね!
ただ、実は上の3つの理由の中でも最も効果的なのは「税の繰り延べが出来る」ことです。
サラリーマンが毎月もらうお給料の場合、2割以上は諸々で天引きされて手取り収入になります。
しかし、投資信託やETFの場合、どれだけ利益が出ていても利益を確定するまでは税金を払うことはありません。
僕の毎週の金融資産でも、例えば先週は約146万円の利益が出ていますが、もちろん利益確定をしていませんので、この利益には全く税金はかかっていません。
もちろんこれからも利益確定するまで税金がかかりませんので、何年も何十年も税金がかからずに運用できる可能性が高いです。
毎月2割以上も税金や保険料がかかるのと、全く税金がかからずに運用できるのとでは、当然、最終的な利益は全然変わってきます。
この3つが、「投資はズルい」と言われる3つの理由です!
投資の代償①②
動画では4つの代償が出てきますが、まず最初の2つから見ていきます!
①:精神的ストレス
②:金が減る
まずは何と言っても精神的ストレスです。
買った途端に下がる、ということはよくあります。
というよりも、下がったタイミングで買いにいくので、どちらかというと下がるタイミングを狙いにいくのですが(笑)
それにしても、僕自身も2022年に入ってからは、買っても買っても下がり続けてしまって、毎月お給料からできる限り入金しているにも関わらず金融資産が下がるというのは、頭で理解していても精神的には辛い時期でした。
そして、動画の中で説明されている、「上手くいっているときでもストレスがかかることがある」ということにも、とても納得感がありました。
例えば自分が年利5%の投資で順調に資産を増やしていたとします。
しかし、SNSを見ると年利40%以上という利益を出しているような方もいます!
※まったく珍しいことではありません!
なので、「自分がやっている投資方法は合っているのか?」、「あの人がやっている投資を自分もあのときからやっておくべきだった!」なんて思いが湧いてきてしまいます。
これがストレスになってしまいます。
そして、2つ目は単純明快ですが「金が減る」という代償です(笑)
僕自身、インデックス投資を推奨して、もちろん自分でも実践をしていますが、それでも投資の世界で「絶対に儲かる」ということはありません。
将来にどんなことが起こるのか分かる人はいませんので、あくまでも「儲かる可能性が高い」ということまでしか分かりません。
2012年のヘッジファンドダイレクト株式会社が累積投資額が300万円以上の個人投資家を調査した結果が、動画の中に出てきます。
それは下のような概要でした。
■7割は通算損益でマイナス:通算損益平均額はマイナス525万円
■投資信託の平均損益率はマイナス30.7%
■株式投資家の7割は失敗し、半値以下
正直、この結果を見たとき衝撃を受けました!
当然のことではありますが、このように自分が投資したお金が減ってしまうことをリスクとしているからこそ、リターンを得られる可能性があるものが投資です。
投資の代償③④
さて、残りの2つの代償はこちらです!
③:時間と労力がかかる
④:機会損失
3つ目の「時間と労力がかかる」ですが、投資がズルいと言われる3つの理由の中にあった「手間がかからない」と矛盾しているようですよね。
しかし、時間と労力がかかるのは投資をする「前」で、投資をした「後」は比較的手間がかからないという説明がされていました。
中古車を買う場面で、良い投資家と悪い投資家を比べてみると、良い投資家は事前にちゃんと時間と労力を使って勉強をして調査をして良い車を買うので、結果として長く車に乗ることができます!
しかし悪い投資家は、時間と労力を使わないので悪い車を買ってしまい、すぐに故障するなどのトラブルに巻き込まれてしまいます。
また、買った後はあまり手間がかからないと言っても、実は、こんな調査結果もあります。
アメリカの統計調査によると、蓄財が上手な人は今後の資産計画を立てる時間、現在投資中の資産を管理する時間など、このような時間が蓄財の下手な人の2倍あることが分かっているそうです!
手間がかからないと言っても、「投資に時間・労力をかけること」と「資産額」には強い相関性があるということですね!
そして最後の代償は「機会損失」です!
これは本当に一番の代償だと思いますが、もちろん投資資金は投資をするための資金なので、他のことに使うことは出来ません。
多分、多くの人もそうだと思いますが、僕自身も旅行をしたり、美味しいご飯を食べに行ったり、良い生地の良いデザインの服を買ったりすることも大好きです!
毎週、僕の金融資産を公開してますが、もし僕が投資をしていなければ、この1100万円で旅行したり、美味しいご飯を食べたり、良い服を買ったり出来ます!
動画ではこんな例え話が出てきます。
ひたすら資産形成に励んだとある女性、1億円以上の蓄財に成功したものの、とある病気が発覚し3か月の余命宣告を受けてしまう!
このようなことが自分に起きたら皆さんはどう感じますか?
人生の楽しみを先送りしたまま人生の終わりを迎えるなんて、これほどの代償はないですよね。
代償をどう乗り越えるか
ここまで代償を挙げてきましたが、僕は何の迷いもなく「これからの時代、投資は必須!」と叫びたいです(笑)
なので、この4つの代償を乗り越えていく必要があるのですが、まず乗り越えていけるのは2番目の代償として挙げました「お金が減るリスク」です。
個人投資家の7割は失敗していて半値以下になっている、と動画でありましたが、少なくとも全世界株式のインデックス投資をしている限り、このようなことになる可能性は低いと思います。
ちなみにS&P500は15年以上投資した場合、間違いなく利益が出ていますし、しかも平均で年利10%という利益が得られています。
このようにインデックスの投資信託・ETFに対して長期投資をすることで、このようにお金が減るリスクへの不安は大きく減らすことが出来ます。
そして、このようにインデックス投資は儲かる可能性が高いということを信じることが出来たら、1番目の代償の「精神的なストレス」も軽減できます。
また3番目の「時間と労力がかかる」ですが、確かに積立投資をするまでには多少勉強をして、どのインデックス投資信託・ETFに投資するのかを決めたり、積立投資の設定をしたりすることが必要です。
ただ、こちらに関しては、僕のこれまでのブログを読んでいただいたり、両学長の動画を確認していただければ大丈夫ですし、10~20時間もあれば十分かと思います!
※事前の勉強に最適な5つの記事を選んでみました!
「機会損失」の乗り越え方
4つの代償の中で一番の代償が「機会損失」です。
投資をしている以上、どうしても機会損失は起こってしまいます。
投資にお金を使っていたら、旅行・食事・買い物などに使えないのは当然のことです。
僕が考える機会損失を乗り越える方法は、「自分の中で優先順位を決めること」です!
ここに関しては、皆さんに自分自身の中で優先順位をつけてもらうしかありません。
僕は独身ですし、FIREすることを最優先に考えて出来る限りのお金を投資に振り向けています。
でも、ご家族がいらっしゃる方にとっては将来のFIREよりも、今の生活の方が大切という方もいらっしゃると思います。
また僕と同じように独身の方であっても、将来のFIREよりも、今、高級車を買う方が大切・ココに旅行行く方が大切・今を楽しむ方が大切など、様々な考え方があると思います。
このような様々な考え方はあって当然ですので、僕は全く否定しません。
ただ、皆さんそれぞれがちゃんと自分と向き合って、後で後悔しない優先順位をつけて欲しいです!
もちろん優先順位は変わっていっても大丈夫です!
それこそ結婚をしたり、子供が生まれたり、親の介護が始まったりなど、状況は色々と変わってしまいますので、常に自分の中で優先順位を考えてお金を使っていきましょう!
今週の金融資産
■銀行預金:約380万円
■ideco:「時価評価額:390,525円」、「評価損益:98,300円」
■つみたてNISA:「時価評価額:712,817円」、「評価損益:112,822円」
■ETF(450(9)株):「時価評価額:6,446,250円」、「評価損益:1,365,905円」
■オリジナル投資:確定利益:0円
■金融資産の合計額:約1134万円 ※過去最高!
次回予告
次回からは投資が自分のためにも、日本のためにも、世界のためにもなることを記事にまとめてみます!
お楽しみに!!